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こんにちは。
愛知県岩倉市・北名古屋市を中心に活動するリフォーム・外壁塗装の会社、ナチュラルステージです。
今回はちょっとマニアックに「付帯部」のお話です。
付帯部とは、雨樋・庇・幕板・換気フードなどなど、外壁に付属している諸々の部分の総称です。
外壁・屋根に使われる塗料については、巷に数々の情報があふれていますし、お客様もかなり勉強して選んでいらっしゃいます。
一方、外壁塗装では必ず一緒にメンテナンスすることになる付帯部については、そこまで深く追求されている方は少ないと感じます。
これはお客様に限った話ではなく、塗装業者でさえも、外壁・屋根には高耐久塗料を勧めているのに付帯部はシリコンだった、なんてことはよくあります。
なので、「外壁はまだまだ綺麗なのに、付帯部が残念なことになってるなー」というお宅にしばしば出会うことになるのです。。。
もし、雨樋や破風などの付帯部の痛みが気になったとしても、外壁自体がまだ綺麗なら、わざわざ足場を建てて塗装工事をする訳にはいきませんよね。
ですので、これから外壁・屋根の塗り替えをご検討されている方には、ぜひ付帯部にも注目していただきたい!
(あと、本当はシーリング材にもこだわって欲しい。。。)
※※あわせて読みたい→「外壁の耐久性にあわせてシーリング材を選ぼう」※※
ということで、この記事では、付帯部のことについて深掘りしていきます。
目次
付帯部とは、雨樋、庇、破風・鼻隠し、幕板(帯板)、雨戸・戸箱、シャッターボックス、換気フードなどなど、外壁まわりに取りついている諸々の部分を指します。
外壁に付属しているから「付帯部」ですね。
外壁塗装工事では通常、付帯部も一緒に塗装しますが、中には、工事費を安く見せかけるために最初の見積には含めず、オプション工事として追加契約を迫る悪徳業者もあります。
あるいは、業者の中には正しい知識がないために、「ここは塗装できません」「塗装しなくても大丈夫ですよ」などと言って、付帯部の一部を塗装しないところもあるようです。
もし、業者からの見積でオプション工事として扱われていたり、塗装しなくてもいいと言われたりしたら、お客様は「付帯部は塗装してもしなくても、どちらでもいいのかな?」と思われるかもしれません。
しかし、ナチュラルステージでは、外壁塗装の際には付帯部を含め塗装できるものはすべて塗る!をモットーとしています。
私たちが付帯部もしっかり塗装させていただきたいのは、以下のような理由からです。
外壁塗装の大きな目的のひとつに、お家の美観向上があります。
もし外壁だけ塗装して付帯部を塗装しないと、外壁が綺麗になった分、より付帯部の色褪せが目立つことになるでしょう。
先ほどご紹介した通り、住宅には意外と多くの付帯部があります。
せっかく大金をかけて外壁塗装をするのですから、塗装できる部分はすべて綺麗にした方が工事全体の満足度が確実に上がります。
付帯部には、塩化ビニル、窯業系素材(サイディング類)、金属(スチール、ガルバリウム鋼板、アルミ)、木材など、様々な素材のものがありますが、いずれも製品段階又は新築時に必ず塗装処理されています。
この素材表面の塗膜は、紫外線や風雨にさらされているうちに劣化していきます。
付帯部の塗り直しをせずに放置すると、塩化ビニール製の雨樋なら割れやすくなったり、窯業系素材の破風・鼻隠しはボロボロと崩れたり、金属製の庇や雨樋金具はサビて穴が開いたり、木材だと腐食するなど、素材自体が脆く劣化していきます。
お家全体を長持ちさせるためにも、付帯部の塗装は必要なのです。
付帯部には、足場を建てないとメンテナンスできないものが多くあります。
もし、外壁塗装時に付帯部を塗装せず、数年後に付帯部の劣化が目立つようになってしまったら?
付帯部のためだけに足場を建ててまた工事をしようなんて人は、まずいないでしょう。
となると、劣化していく付帯部をただ遠くに見上げて放置することに。。。(涙)
次の外壁塗装時(10~15年後?)には、付帯部はもう、塗装では対応できない状態になってしまっている可能性が高いです。
その際には、雨樋を交換したり、破風・鼻隠しなどを板金でカバーしたりと、予想外の費用がかかってしまいます。
後で無駄な費用がかさまないよう、外壁塗装の際は付帯部もできるだけ全部塗装しておくことをおすすめしています。
付帯部とひとくくりに呼んでいますが、その素材や劣化の進み方は様々です。
素材に応じた適切な下地処理方法と塗料を選択する必要があります。
雨樋
屋根に水平方向に取りついている樋を「軒樋」、外壁に垂直に走っているものを「竪樋(縦樋)」といいます。
雨樋はほとんどの場合、塩化ビニルという樹脂(プラスチック)でできています。
(まれに銅製のものがあります。銅製の樋は塗装しません。)
樹脂製品は紫外線で劣化すると割れたり、変形したりしますので、再塗装が必要です。
再塗装する前には、塗料の密着を良くするため、サンドペーパー等で表面を荒らす「ケレン」という作業を行います。
破風・鼻隠し
屋根先端の下(小口)にある板状の部分です。
屋根の妻側についているものを「破風」、軒側を「鼻隠し」と呼びます。
破風・鼻隠しの素材には、窯業系(サイディング)のもの、木材、金属があります。
素材によって、下地処理の方法や塗料を変える必要があります。
軒天
屋根やベランダの裏側の部分です。
ケイカル板が使用されていることはほとんどです。
軒天は屋根裏の湿気を逃す通気口の役割を兼ねているため、透湿性の高い塗料で塗装する必要があります。
シャッターボックス・雨戸・戸箱
窓廻りのシャッターボックスや雨戸、戸箱(雨戸を収納する箱の部分)はスチール製です。
スチール製品は表面の塗膜が劣化するとサビが発生しますので、再塗装が必要です。
スチール製品も、ケレン作業で表面を荒らしてから塗装します。
なお、サッシの窓枠はアルミ製ですので塗装できません。
また、シャッター本体(可動部分)も通常は塗装しません。(塗装しても擦れて剥がれやすいため)
庇・水切り・換気フード
窓上に付いている小さな屋根「庇」、外壁と基礎との間にある「水切り」、換気扇のカバー「換気フード」などもスチール製です。
スチール製品は劣化するとサビが発生しますので、ケレン作業を行ってから塗装します。
幕板(帯板)
「幕板(まくいた)」や「帯板(おびいた)」と呼ばれる外壁の飾り板も、破風・鼻隠しと同じような素材(窯業系素材、木材、金属)でできています。
素材に合わせた下地処理の方法と塗料を選択する必要があります。
エアコンのダクトカバー
最近のお家では各部屋にエアコンがありますので、ダクトカバーを塗装しないと結構目立ちます。
ダクトカバーは樹脂製(プラスチック)ですので、雨樋と同じような施工になります。
ただ、エアコンは移設したりする可能性もあるため、ダクトカバーはできるだけ外してから外壁を仕上げ、再取付して塗装します。
門塀
コンクリートブロックの上にモルタルで仕上げてある塀は再塗装が必要です。
塗膜が劣化するとモルタルにヒビが入ったり、剥落してきます。
なお、コンクリートブロックのまま仕上げになっている塀は基本的には塗装しません。
コンクリートブロックは吸水性があり、内部から水分が染み出してくるため、塗装しても剥がれやすいからです。
バイオ洗浄だけでもかなり綺麗になりますが、どうしても塗装したい場合は水性塗料を使用します。
付帯部には様々な素材が使われていますが、ナチュラルステージでは、塩ビ素材やスチール素材のものには付帯部専用の塗料「フタイムキIE」を使用しています。
フタイムキは、超耐候性無機塗料「スーパームキコート」シリーズのひとつで、付帯部専用塗料として開発されたものです。
※※あわせて読みたい※※
スーパームキコートで塗装した施工事例
以前は付帯部にも外壁と同じスーパームキコートを塗装していましたが、どうしても刷毛目やローラー目が出てしまい、綺麗に仕上げるのが難しいのが悩みでした。
付帯部専用として開発されたフタイムキは、平滑で艶のある綺麗な仕上がりになるだけではなく、ムキコートシリーズの中でも最も耐候性が高いので、安心しておすすめしています。
(写真の一番右「無塗装」のものよりも、フタイムキIEを塗装したものの方が、艶があって綺麗にみえませんか?)
また、フタイムキは素地への密着性が高く、適切なプライマーを使用することで、塩ビ、スチール、アルミ、窯業系材料、スレート、木部など、様々な素材に塗装可能なところも特徴です。
例えば、普通の塗装屋さんでは「塗装してもすぐに剥がれてしまいますよ」と断られることも多いアルミ鋳物門扉も、フタイムキなら問題なく塗装することができます。
外壁塗装の見積書には、外壁・屋根だけではなく、必ず付帯部の見積項目もあるはずです。
どうしてもメインとなる外壁と屋根の金額に目がいってしまいますが、お家の構造やデザインによっては、外壁と同じくらい付帯部の塗装費用がかかる場合も珍しくありません。
契約してからトラブルにならないよう、見積書をもらったら付帯部の工事費もしっかり確認しましょう。
特にチェックしていただきたいポイントは以下の3つです。
例えば、パック料金を採用している業者が、付帯部をパック料金には含めずに安く見せかけた見積で契約を取るケースがあります。
後でお客様が気になって確認すると追加料金を請求される、というものです。
あるいは、塗装工事が完了してみたら付帯部の一部が塗装されていなかった、というケースもあります。
これは、業者の技量や考え方によって、標準で塗装する付帯部の範囲が異なるためで、悪意はないこともあります。
このような、「当然、塗装してもらえると思っていた付帯部が含まれていなかった」というトラブルを避けるには、「パック料金」や「標準工事」を採用している業者には、それらに含まれない部分をしっかり確認することが有効です。
似たようなケースとして、「付帯部一式」として見積に計上されているものがあります。
これだと、どこまでの付帯部が施工範囲に含まれいて、各部位にどのような施工を行うのか全くわかりません。
付帯部といっても、その形状・機能・素材は様々ですので、適切な下地処理方法と塗料を選択する必要があります。
見積書を見る際には、付帯部の部位ごとに数量・単価・下地処理方法・塗料等が明記されているか、チェックしてください。
見積書の金額を安く見せかけるために、付帯部に使う塗料のグレードを下げて提案してくるケースもあります。
例えば、外壁にはフッ素やラジカル等の高耐久塗料(耐久年数15~20年)を提案しているのに、付帯部にはウレタン塗料(7~10年)やシリコン塗料(10~15年)を組み合わせるものです。
外壁と付帯部とで塗料の耐久年数が異なると、付帯部が外壁より先に劣化して目立ってしまう、という状態に十数年後になってしまいます。
契約時にはお客様はそのような事態はもちろん予測できませんので、付帯部と外壁の塗料グレードが違う見積書はかなり悪質といえます。
※※あわせて読みたい※※
失敗しない塗料の選び方【最終的にはコレがおすすめ!】
この記事では、付帯部について色々と深掘りしてきました。
付帯部には様々な部位があり、素材と機能に適した下地処理の方法と塗料を選択することが重要です。
業者によって標準で塗装する付帯部の範囲は異なりますが、ナチュラルステージでは「塗れるところは全部塗る!」をモットーにしています。
付帯部専用塗料「フタイムキIE」は素地への密着性が高く、他社では断られるような付帯部も塗装することができます。
外壁塗装の見積書ではメインとなる外壁の項目に目が行きがちですが、付帯部をどこまで塗るのかはトラブルの原因になりやすいため、実は注意が必要です。
見積書で特にチェックしていただきたいポイントを3つご紹介しましたので、参考にしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
本記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
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この記事を書いた人 西村彩子/一級建築士、木造耐震診断資格者、既存住宅状況調査技術者、福祉住環境コーディネーター2級、水まわりマイスター |
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