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放置は危険!コケへの正しい対処法

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放置は危険!コケへの正しい対処法

こんにちは。
愛知県岩倉市・北名古屋市を中心に活動するリフォーム・外壁塗装の会社、ナチュラルステージです。

さて今回は、外壁・屋根のメンテナンスを考え始めるきっかけとして多い「コケ」についてお話したいと思います。
コケの発生は外壁・屋根の劣化症状の中でもパッと見てわかりやすいものです。

「でも、ただの汚れだし、自分で綺麗にすればいいんじゃないの?」

ちょっと待ってください!そのコケ、ただの汚れではありません。
コケは外壁・屋根の寿命を左右しかねない危険な存在なのです。

そして、コケの状態によっては、自分でお手入れするのは危険かもしれませんよ。
間違ったお手入れをすると、お家をかえって傷めてしまうことがあるからです。

そこで、
自分でお手入れしていいレベルか?業者に頼んだ方がいいのか?
自分でできるお手入れ方法や予防のポイントなどについてお話していきます。

大切なお家を長持ちさせるために、まずはコケ対策から始めましょう!

 

1.コケは外壁屋根の劣化を早める

外壁や屋根に付着する「コケ(苔)」というと、緑の植物をイメージするかと思いますが、実は黒っぽいコケもあれば、枯れて茶色く見える場合もあります。

また、コケと同様に外壁・屋根に付着するものとして、「カビ」もあります。
細菌であるカビにも、黒いもの、緑のものどちらもあるため、外壁・屋根に付着したのが「コケ」か「カビ」かを見分けるのは難しいものです。

コケとカビの共通点

「コケ」は光合成をして成長する「植物」です。
「カビ」は水分と栄養分を吸収して繁殖する「菌」です。
種類は全く違うものなのですが、この2つには次のような厄介な共通点があります。

・日当たりが悪く、湿気の多いところを好む。
・胞子を飛ばして繁殖する。
・根のようなもの(仮根/菌糸)を張って増殖する。

コケやカビの胞子は日常的にどこにでも漂っていますので、
家の裏側など普段あまり見ない場所にいつの間にか大繁殖してしまった!なんてこともよくあります。

 

コケを放置すると?

①外壁・屋根の素材内部に水分が浸透する
コケ・カビはどちらも湿気の多い場所を好み、それ自体に水分を蓄えやすい性質があります。
つまり、コケ・カビが付着しているということは、常に水分をため込んでいるということです

さらに、コケ・カビは微細な隙間にも根を張って増殖していきますので、その水分が外壁・屋根の内部にも浸透していきます。
内部に水分が浸透した外壁・屋根材は、熱変化によって収縮・膨張しやすいため、ひび割れたり変形したりしやすくなります。

②中性化現象により素材が脆くなる
もうひとつ、要注意なの中性化現象です。
サイディングの素材というのはアルカリ性なのですが、そこに酸性のコケ・カビが付着すると中和反応が起こります。
そうすると、サイディングの素材結合力が低下しますので、脆く壊れやすくなってしまいます。

2.自分でできる?業者に頼む?判断のポイント

軽度のコケ・カビなら、ご自身で綺麗にすることも十分可能です。
ご自身で掃除する場合は、ホームセンターなどで売られている市販の洗浄剤を使い、柔らかいブラシやスポンジで洗い落としてください。

ただし、ご自身で洗浄しても大丈夫なのは、以下の3つの条件に当てはまる場合です。

 

自分で洗浄できる条件

①低い場所であること
当たり前のことですが、安全に作業できる低い場所で行ってください。

高い場所は長いブラシを使用する方法もありますが、力加減が難しく、ムラになりやすいです。
なお、屋根の洗浄はプロでも必ず足場を設置して行いますので、ご自分で屋根の洗浄をするのは絶対にやめてください!

 

②比較的つるっとした外壁材であること
ご自身で掃除しやすいのは、凹凸の小さい比較的つるっとした外壁材です。
表面の凹凸が大きいと、コケ・カビを落とすのに力を入れなければならず、塗膜を傷めてしまいます。

優しく拭き取ったり、水で洗い流したりする程度で落とせるような表面である必要があります。

リシン吹付け仕上げだったり、複雑な模様のサイディングはDIY洗浄にはあまり向いていません。

 

③外壁の劣化具合
素材の内部にまで浸透しているような重度なコケ・カビの場合は、市販の洗浄剤では十分に落としきれません。
だからといって、強くこすってしまうと外壁自体を傷めてしまうので、NGです。

軽く拭き取っても取れない場合や、外壁の塗膜が一緒に剥がれてしまうような場合は、プロに依頼しましょう。

 

自分で洗浄する際の注意点

必要な物、注意点
ご自身で外壁のコケ・カビを掃除する場合、まずは水で濡らした柔らかいスポンジで拭き取ってみてください。
水だけでは落ちないようなら、ホームセンター等で市販されている外壁用洗剤を吹き掛けてから水で洗い流します。

ご自身でお手入れされる場合は、優しく&専用洗剤を使用する、これがポイントです。
くれぐれも、ゴシゴシ強い力でこすらないでくださいね!

 

家庭用高圧洗浄機はNG?
では、ケル〇ャーやコス〇コなどの家庭用高圧洗浄機を使うのはどうでしょう?

家庭用高圧洗浄機はプロ用ほどのパワーはないので、外壁の状態が良ければ使用しても問題ありません。
この「外壁の状態が良い」というのは、塗膜がしっかり密着していて、多少こすったり洗浄したりしても剥がれない、という意味です。
(外壁の劣化度については、こちらの記事「外壁塗装は築10年?できるだけ先延ばしにする方法は?」もご参照ください。)

具体的には、塗膜の浮きやひび割れがなく、外壁を手で触ってみて白い粉が付くチョーキング現象がなければ、家庭用高圧洗浄機でも大丈夫でしょう。

 

洗ったところが逆に目立つかも?
どのような方法にしても、ご自身で洗浄を始める際には、目立ちにくい場所で少し試してからにしてください。
洗ったところと、そうでないところとの違いが目立ちすぎないか?もチェックポイントです。
お手入れした箇所だけが綺麗になりすぎて、逆に目立ってしまう場合もあるからです。

 

※【参考動画】家庭用高圧洗浄機で外壁洗浄してみた様子※

3.プロの洗浄はここが違う!

洗浄をプロに依頼するとなると、外壁塗装とセットで行うケースが多いと思います。
(自分で洗浄できない=それだけ外壁の状態が悪い、ということなので。)

外壁塗装と同時に行われるプロの洗浄には、次のようなメリットがあります。

 

プロによる洗浄のメリット

足場を建てるので、隅々まで洗浄できる
安全のため、外壁塗装と洗浄は必ず足場を建てて行います。
足場があれば、2階の壁面や屋根、軒裏など、通常では手が届かない高所も隅々まで洗浄することができます。

また、足場にはネットを張りますので、汚れた水がご近所に飛散する心配もありません。

ハイパワーの高圧洗浄が可能
ご自身で洗浄する場合には、汚れと一緒に塗膜が剥がれない程度の洗浄しかできませんが、塗装工事と同時にプロが洗浄する場合には、剥がれかけている塗膜は除去してしまいます。

ただ、やみくもに洗浄機のパワーを上げると素地を傷めてしまうこともあるため、洗浄剤を使用することで洗浄力を高めます。

洗浄剤が違う
市販されている外壁洗浄剤は、外壁に直接吹き付けるタイプが多いですが、プロが使用する洗浄剤は水で希釈して高圧洗浄機で散布します。
プロ用洗浄剤には、カビやコケなどの微生物だけではなく、排気ガスなどに由来する油分も分解洗浄する成分が配合されていますが、同時に人体・環境への安全性も確保されていることも特徴です。

ナチュラルステージで使用している洗浄剤「オリバークリーナー」については、こちらでご紹介しています。

施工手順が自分でやるより丁寧
本当のプロはただ単に、性能の良い洗浄機と洗浄剤で洗うだけではありません。
実は、洗浄前後に次のような丁寧な作業を行っています。

高耐久塗料の性能を引き出す「オリバークリーナー」

ここからは、ナチュラルステージで使用している洗浄剤「オリバークリーナー」の紹介です。

オリバークリーナーを使用して行う洗浄を「バイオ洗浄」と呼んでいます。

外壁・屋根塗装の前に行うバイオ洗浄は、汚れを落として綺麗にするだけではなく、その後に施工する塗料を長持ちさせるためにもとても重要な工程です。
女性のお化粧が崩れないよう、下地メイクが重要なのと同じですね。

下地処理が適切に行われていなければ、その上にいくら高級な塗料を塗っても意味がありません!

 

高い洗浄力と安全性を両立

オリバークリーナーの成分は次亜塩素酸ナトリウム、陰イオン活性活性剤などです。

次亜塩素酸ナトリウムは塩素系殺菌剤のひとつです。
塩素系殺菌剤というと、キッチン〇イターなど塩素系の強い洗剤をイメージをされる方も多いかもしれませんが、次亜塩素酸ナトリウムは日光や高温で急速に分解される性質があり、適切な濃度に希釈すれば安全に使用することができます。
水道水の殺菌にも使われていますし、食品加工の現場ではサラダ用野菜の洗浄に使われるなど、私たちの身の回りで広く使用されている安全性の高い殺菌剤です。

時々、バイオ洗浄は植栽に影響ないか?とご質問されることがありますが、全く問題ありません!

水だけの高圧洗浄では落しきれない、0.0001mmにも満たないピンホールに潜んでいるカビやコケも、オリバークリーナーなら徹底的に洗い流すことができます。

 

施工パートナー店のみで取り扱い

オリバークリーナーは、確かな技術を持った施工パートナー店のみが取り扱うことができます。
(洗浄剤のみの販売はしていません。)
ナチュラルステージは、オリバークリーナー発売当初から加盟店として取り扱っています。

 

オリバークリーナーの使用例


【外壁の下地処理】サイディングの細かい凹凸に入り込んだコケ・カビの除去

 


【屋根の下地処理】スレート系屋根の内部まで浸透したコケ・カビの除去

 


【外構のクリーニング】塀や土間コンクリートなどの外構も、素材を選ばずに洗浄可能

 

4.自分でできるコケ予防法

すでに生えてしまったコカ・カビを除去する方法についてお話してきましたが、お家を長持ちさせるには、やはりコケ・カビを発生させない「予防」が最重要です!
ここでご紹介するのは、どれも簡単にできる予防法ですので、ぜひ実践してみてください。

 

①外壁の近くに物や植物を置かない
コケ・カビは湿気の多い場所を好みますので、建物の周りの風通しを良くし、湿気が溜まりにくくすることが重要です。
外壁の周りにできるだけ物を置いたりせず、植物を配置する場合は外壁に接触しないようにしましょう。

②庭木のお手入れをする
庭木が密に茂っていたり、大きく成長しすぎたりすると、風通しが悪くなるだけでなく、コケ・カビの胞子が飛散する原因にもなります。
適切な密度・大きさに剪定することは、コケ・カビの予防になるとともに、庭木の健康保持にも役立ちます。

③定期的に洗浄する
上の①②に気を付けていても、お家の北側やお隣との距離が近いところ、周辺に田畑が多い立地だったりすると、どうしてもコケ・カビが発生しやすい場所もあります。
そういった場合は、コケ・カビが軽度なうちに、小まめに洗浄するようにしてください。
(洗浄の方法については、こちらを参考にしてください。)

 

5.まとめ

この記事では、放置すると外壁・屋根の劣化を進めてしまう「コケ・カビ」について解説してきました。

軽度のコケ・カビであれば、ご自分で洗浄して除去できる場合もあります。
自分でできるのか、業者に頼んだ方が良いのかは、こちらの判断ポイントを参考にしてください。
また、自分で洗浄する場合の注意点についてもご紹介しました。

一方、プロに洗浄を依頼する場合には、外壁塗装とセットで行う場合が多いかと思います。
プロによる洗浄は、費用はかかるものの、DIYではできない様々なメリットがあります。

外壁・屋根の洗浄は、単に汚れを落とすためのものではなく、その後に施工する塗料を長持ちさせるためにとても大切な工程です。
高耐久塗料の性能を引き出すのに最適な洗浄剤「オリバークリーナー」についてもご紹介させていただきました。

とはいえ、コケ・カビは発生させない、予防が最重要です。
ご自分ですぐにできるコケ予防法もご紹介しましたので、ぜひ実践してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

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この記事を書いた人

西村彩子/一級建築士、木造耐震診断資格者、既存住宅状況調査技術者、福祉住環境コーディネーター2級、水まわりマイスター
2011年から株式会社ナチュラルステージでリフォーム設計を担当。プライベートでも子育て・親の介護・自宅購入とリフォーム(戸建て&マンションの2回)など一通りのライフイベントを経験。長期的な視点からのリフォーム提案が得意です。

 

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